特別取材
外園圭太 シェフ
チュニジア、東ティモール、オランダの公邸料理人として活躍
3カ国の大使公邸で腕を振るってきた外園シェフが、公邸料理人を志したきっかけ、異国の厨房で積み重ねた経験、そして「食の外交官」として感じたやりがいを語ります。料理人としてのキャリアに新たな可能性を求めるすべての方へ――現場を知る料理人の言葉をお届けします。
公邸料理人を訪ねて with dancyu
公邸料理人の役割と魅力に迫る、dancyuとの共同制作による動画シリーズ。世界各地で要人をもてなし、「食」を通じて国と国をつなぐ彼らの活動を紹介します。
食の外交官たちの日常
Cooperated by dancyu
在ルーマニア日本大使館編
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シェフの休日編
Cooperated by dancyu
在外公館料理人の声
現役・元公邸料理人が語る、リアルな現場の声をお届けします。
赴任時にこれだけは持って行った方が良いものはありますか
包丁と砥石は持って行っています。その他には料理本は必ず持っていきます。2005年に海外勤務をした時は料理本を15冊持っていき、かなり重くて大変でしたが、最近はタブレット端末で本が見れるので助かっています。
バーレーン・Mさん
羽釜を持ってきています。デンマークでは炊き立てのご飯をゲストの前でサーブすると喜ばれました。その他に、季節の花などが描かれた紙製のテーブルマットは季節の演出に便利で重宝しています。個人的には茶道を嗜んでいるので、茶道道具もチェコに持ってきています。
チェコ・Iさん
砥石・竹皮・シリコン型・タルトストーンなどは海外で売っていないことがあるので、持って行っています。使い慣れたハンドブレンダーと会食の演出用の千代紙は持ってきてよかったと思います。これは公邸料理人だけに限りませんが、海外の薬は眠気が強くなるなど身体に合わないこともあるので、日本の薬を常備しています。
ブラジル・マナウス・Nさん
自分がお店で使っていたパスタマシーンはうどんやラーメンを作ったり、アゼルバイジャンの郷土料理を作るときにも使っています。低温調理器も使い慣れた物を持ってきて良かったです。笹すだれやクロモジは和食の演出用として重宝しています。
アゼルバイジャン・Aさん
最初にレバノンに赴任した時は、(おそらく)航空会社の規定で手荷物7kg分しか持っていくことができませんでした。その経験から、現地にあるもので対応しようというマインドになりました。パプアニューギニアではオーブンがなかったため、鉄板で囲ってオーブンを自作したこともあります。
ジンバブエ・Aさん
デザート用の器具、シリコン型などは気に入ったものを、スモークガンと10mlや20mlのスポイトも自分の料理に必要なので持って行っています。その他には料理以外の趣味を必ず一つ持っていく、またはその環境を整えておくようにしています。
ベトナム・ダナン・Iさん
自分で必要だと思うものは自分で持って行った方が良いと思います。足りない場合は大使館職員に相談して買ってもらえることもありますが、すぐには難しかったり、希望と全く同じものが手に入るとは限らないからです。個人的には公邸のバトラー・メイドとのコミュニケーション用にホワイトボードを使うので、それは毎回持って行くようにしています。
ノルウェー・モザンビーク・Tさん
砥石は持って行くようにしていました。自分の商売道具である包丁を大切に扱いたいからです。その他の道具については、あるもので工夫していました。
サンフランシスコ・カザフスタン・Tさん会食で人気のメニューはなんですか
寿司がとにかく大人気です。レセプションで寿司がなくなってしまうと「なんでないの?」と言われるくらいです。生魚が苦手な人には天丼をお出しすることがあります。デザートはバーレーンでmochi(アイスを薄い餅皮で包んだもの)が人気なので、いちご大福を作っています。見栄えも良いですし、白と赤はどちらも日本とバーレーンの国旗の色と同じなので、会話のきっかけにもなると思います。
バーレーン・Mさん
白アスパラに白みそを使ったオランデーズソースを合わせたり、チェコの牛フィレに行者ニンニクと山椒のソースを合わせたりして提供しています。レセプションでは、すし飯を炊く時に醤油を入れて、握る時に刷毛で醤油を塗ると、醤油皿を別に持つ必要がなくなりゲストからは好評です。デザートは、日本とは異なり羊羹などだけだと食べていただけないことがあったので、羊羹に生クリームとフルーツを添えるなど工夫をしました。
チェコ・Iさん
マナウスでは揚げ物が人気で、天ぷらやエビフライを提供すると喜ばれます。ホンジュラスではサーモンを使った料理が大人気でした。その他には初めて日本料理を口にする人にも食べやすいように、日本料理をフレンチの技法と組み合わせて肉をかつおだしでマリネしてから焼いたり、茶わん蒸しのあんをコンソメにするなどして、現地向けにアレンジして提供しています。
ブラジル・マナウス・Nさん
定番ですが寿司と天ぷらが人気です。ちなみにアゼルバイジャンでは寿司に限らずサーモンが大人気で、他の魚介類よりも値段が高いくらいです。各国大使からは野菜の揚げ浸しとすき焼きが人気でよくリクエストされます。大福と餅も認知度が高くなっており、先日はTV番組でいちご大福と道明寺の桜餅を披露しました。
アゼルバイジャン・Aさん
氷風船にお造りを盛って提供すると、ゲストからは「初めて見た!」と喜んでいただけます。その他には、和食料理人として寿司と天ぷらは本物を出したいと思っています。地元の食材を使って日本料理を作ることも心掛けています。最近ではジンバブエでよく食べられているサザをごま豆腐に仕立ててお出ししました。
ジンバブエ・Aさん
街中には日本食店が多く、天ぷらやとんかつなどは食べたことがある人が多いので、茶碗蒸しや鰻ごはんを出しています。味つけはシンプルにして派手な盛り付けをすると喜ばれます。からしやわさびの辛さが好きな人が多いように感じます。現地の人は肉を調理する前に洗うらしく、レアよりは完全に火を通す方が好みのようです。カフェが充実していたり、instagramなどの影響でデザートへの関心が高いため、毎回気合を入れて作っています。
ベトナム・ダナン・Iさん
現在の国で人気があるのはサーモンの寿司と海老の天ぷら、抹茶のシフォンケーキです。現地の方は見慣れないものにはあまり手を出さないことが多いですが、上記の食べ物は美味しいと認識してくれているようで、レセプションに出すと人が殺到してすぐになくなってしまうほどです。
ノルウェー・モザンビーク・Tさん
サンフランシスコは大半のゲストが日本食を知っているため、日本と同レベルの懐石料理を求められました。それだけではなく、多種多様な食のニーズを持つゲストが同じ会食に複数名いらっしゃることも多く、対応力が鍛えられました。カザフスタンでは完全に火が通ったものが好まれます。サーモンの西京焼きや鶏の照り焼きは人気がありました。デザートにフルーツゼリーを出すこともありましたが、イスラム教徒が多いためゼラチンではなくパールアガーを使用しました。
サンフランシスコ・カザフスタン・Tさん買い出しはどのようにしていましたか?
館用車を利用しスーパーやフィッシュマーケットに行きます。12月から3月の冬季には週に一度土曜日にファーマーズマーケットが開かれるので、足を運んでいます。
バーレーン・Mさん
館用車を利用しています。着任直後は通訳としてバトラーに同行してもらいましたが、今は一人で行っています。
チェコ・Iさん
マナウスでは館用車を使うか、公邸近くにスーパーもあるので歩いていくこともあります。ホンジュラスでは通訳をしてくれるバトラーと一緒に車で市場に行っていました。早く行かないと新鮮なものがなくなってしまうので、早朝に行っていました。
ブラジル・マナウス・Nさん
公邸スタッフと共に館用車で行っています。野菜と魚は市場で、肉はスーパー、バター・小麦粉は別のスーパーで買うなど、少しでも状態の良いものを手に入れるべく買い出し場所をいくつか見て回っています。
アゼルバイジャン・Aさん
館用車で買い出しに行きます。過去に勤務してきた国は安全上の理由から自由に外を出歩くことができませんでしたが、ジンバブエは公邸から歩いて10分の所にショッピングモールがあるので、個人的な買い物は歩いて行きます。
ジンバブエ・Aさん
公邸の近くに食材を買える場所があるので、歩いて行くこともありますし、少し遠い場所の場合はGrabという配車アプリを使うこともあります。事前に大使館の官房班に相談しておくと、公用の買い物の交通費は精算できます。
ベトナム・ダナン・Iさん
買い出しに行く日を事前に決めて、あらかじめ大使館の車(館用車)を予約して買い出しをしています。車は大使館のドライバーが運転してくれます。
ノルウェー・モザンビーク・Tさん
サンフランシスコは他の館員も館用車を使う機会が多く、買い出しに行きたいタイミングで館用車が予約できないことがあったため、自分で購入した車を使うこともありました。カザフスタンでは館用車で行っていました。
サンフランシスコ・カザフスタン・Tさんどのような食材が手に入りましたか?
野菜は近隣国などからの輸入がほとんどですが、種類は豊富です。最近ではバーレーンでビニールハウス栽培も始まったので、ズッキーニ・ナス・トマトなどは地元産です。魚はハタのような味のハムールやサワラのような味のキングフィッシュをよく見ます。生エビも手に入ります。肉については鶏肉は小さめのものであれば臭みが少なくて美味しいです。
バーレーン・Mさん
野菜はチェコ産のものがサタデーマーケットで入手できます。白アスパラや根セロリなどがあります。自分の目で見て選べるので気に入っています。魚は業務用スーパーで輸入ものを買ったり、週一回日本から輸入している業者からタイやハマチ、生のホタテなどを入手することもできます。肉はチェコの牛フィレがフレッシュ感があり美味しいのでメインに使うことが多いです。
チェコ・Iさん
マナウスでは魚・野菜は新鮮なものが手に入ります。肉も信頼のおける肉屋さんを見つけたので品質が良いものが使えています。土地柄、日系人が多いので、日系人が経営しているスーパーには日本食材が置かれています。(値段は日本の4〜5倍)
ブラジル・マナウス・Nさん
野菜は一年中買えるものはありませんが、季節のものは手に入ります。鶏肉が安くて美味しいです。イスラム教徒が多いので豚肉はごく一部の場所でしか売られていません。魚はカスピ海で獲れるマス・チョウザメなどの川魚、黒海から輸入されるシーバス・クロダイなどがあります。
アゼルバイジャン・Aさん
南アフリカからの輸入品が多いように感じます。ジンバブエは内陸国のため売られている魚は川魚のみです。冷凍であればサーモンはありますが、保存状態は悪いです。鶏肉と地元産の野菜は美味しいものが手に入ります。
ジンバブエ・Aさん
野菜、ハーブ、魚などは地元産の新鮮なものが手に入ります。魚は日本では高級魚と言われるものが手頃な値段で売られている一方で、毒のある魚も普通に売り場に並んでいるので目利きが必要です。肉は輸入頼りのためか入荷が安定しません。日本食材店も街中にあります。
ベトナム・ダナン・Iさん
肉と乳製品は南アからの輸入品が売られています。魚は港でとれたものがありますが、刺身には使えません。野菜は街中で購入可能です。食材の多くを輸入に頼っている国のため、内乱により国境が閉ざされかけた際には市場から卵などが消えたこともありました。
ノルウェー・モザンビーク・Tさん
サンフランシスコは一部制限はありますが、週2回日本から空輸で魚や野菜などが手に入りました。カザフスタンは日本産の食材は全く手に入らず、入手できる食材といっても魚は冷凍のみ、肉はチルド、野菜もジャガイモ・人参・玉ねぎなど限られた種類しかありませんでした。
サンフランシスコ・カザフスタン・Tさんコミュニケーションは何語ですか?
バーレーンの街中や公邸は英語です。公邸スタッフは第三国出身など様々なので、英語が公用語になっています。前任地のトルコではよく使うトルコ語を覚えて、公邸スタッフとコミュニケーションを取りました。
バーレーン・Mさん
チェコでは街中や公邸のバトラーとメイドとは英語が通じますが、食材などの業者とのコミュニケーションはチェコ語のみのことがあります。チェコ語は難しいですが、少しずつ勉強しています。
チェコ・Iさん
マナウスはポルトガル語です。野球チーム(後述)の日系人の友人からポルトガル語を教わっています。ホンジュラスはスペイン語でしたが、公邸のバトラーが少し日本語が分かる人だったので、買い出しの時は通訳をしてもらっていました。
ブラジル・マナウス・Nさん
公邸スタッフとは英語で話しています。赴任当初は英語に抵抗がありましたが、よく使うフレーズをメモして覚えたり、翻訳アプリを使ったりして、今では少し慣れることができました。市場など街中ではあまり英語が通じませんが、アゼルバイジャンの人達は分からなくても寄り添ってくれるので助けられています。
アゼルバイジャン・Aさん
ハイチはフランス語が公用語でしたが、その他の勤務国では英語が通じました。レバノンでは覚えたての片言のアラビア語を話すと喜ばれます。
ジンバブエ・Aさん
ベトナムは第二言語で日本語を学ぶ人も多いようで、公邸で働くメイド2名とは日本語で会話しています。お店の人とは日本語が通じない場合は、翻訳アプリを使ってコミュニケーションを取っています。
ベトナム・ダナン・Iさん
基本は英語、スペイン語です。スペイン語は中南米勤務の時に少し覚えました。公邸のメイド、大使館のドライバー、市場の人など地元の人はポルトガル語なので、ポルトガル語に近いスペイン語を駆使してコミュニケーションを取るようにしています。
ノルウェー・モザンビーク・Tさん
サンフランシスコは英語です。カザフスタンはバトラーは英語が使えましたが、メイドはロシア語のみなので、メイドに対しては常にバトラー経由で伝えてもらいました。現地で簡単なロシア語を覚えたので、文字は読めるようになりました。
サンフランシスコ・カザフスタン・Tさん休日はどのように過ごしていましたか?
日中は44℃などと非常に暑いため、自分は趣味の将棋をしています。妻は刺繍が好きで、バーレーンの手芸会に参加しています。在留邦人のスポーツサークル(テニス・ゴルフ・サッカーなど)もありますので、興味がある人は参加することができます。トルコのアンカラは標高が高くて涼しやすかったです。妻と旅行に行くこともありました。
バーレーン・Mさん
チェコでは毎週末どこかしらで日本関連のイベントが開催されているので、見に行くことが多いです。チェコ人主体で日本食を提供しているイベントなどもあり、チェコでの日本への関心の高さを感じています。その他にはバスでクロアチアへ旅行で行ったり、今年は寝台列車でスイスへ行く予定です。
チェコ・Iさん
マナウスでは日系人の野球チームに入っています。リフレッシュにもなりますし、マナウスの文化・言語について学ぶ機会にもなっています。ホンジュラスでは治安上の理由で徒歩での外出が禁止でしたが、車を持っている大使館員に誘ってもらった時は一緒にレストランに行ったり、キャッチボールをしたりしていました。
ブラジル・マナウス・Nさん
アゼルバイジャン国内を旅行しています。連休があれば国外に行くこともあります。アゼルバイジャンは首都バクーを少し離れると人も車も少なくなり、美しい景色やより新鮮な食べ物に触れることができます。
アゼルバイジャン・Aさん
ジンバブエでは日中は散歩がてらショッピングモールに行っています。日が暮れてからは危ないので出歩かないようにしています。当時のパプアニューギニアは安全上の理由から、公邸から自由に出かけられませんでしたが、週末は大使館員が車で買い物に連れて行ってくれたり、みんなでBBQをしたりして楽しみました。
ジンバブエ・Aさん
ダナンはビーチがありますし、近郊にも観光地がたくさんあります。ダナンだけではなくベトナムはコーヒー文化が充実していておしゃれなカフェも多いので、それらの散策を楽しんでいます。他の東南アジアの国を旅行することもあります。ただし日中は暑いので、昼間は室内で自分の好きなパソコン作業をして、日が落ちる頃に外に出ることが多いです。
ベトナム・ダナン・Iさん
住居の近くが海なので海辺を散歩することが多いです。最近は釣りを始めました。(釣っても食べられないですが)街中には日系ブラジル人経営の焼き鳥屋や寿司屋ができてきたので、視察がてら食べに行くこともあります。
ノルウェー・モザンビーク・Tさん
サンフランシスコでは野球観戦、旅行などをしていました。カザフスタンでは食べ歩きをしました。どちらの国でも休みの日はリフレッシュできるように自分の好きなことをするようにしました。
サンフランシスコ・カザフスタン・Tさん公邸料理人を目指す方へアドバイスはありますか?
洋食出身の方も非常にやりがいのある仕事だと思います。公邸会食で和食をお出しすることが多いのは事実ですが、和食すぎるとゲストの方が残されるケースもあるので、大使とよく話し合いメニューを決めていきます。海外で働いていると、日本では想像もつかないような出来事に遭遇することがあります。それを楽しめるのか、ストレスに感じるのかは実際に体験しないと分かりません。この仕事が自分に向いているか否か、一度挑戦してから考えても良いと思います。
バーレーン・Mさん
今回制度が改善されるので、志の高い若い人に勧めたいです。特に私が2016年と2019年に出場したRED-35を目指すような方々にはぜひ注目していただきたいです。公邸料理人として働いていると日常の業務だけでなく、様々なチャンスも巡ってきます。デンマークの時は自己研鑽のために某「世界最高のレストラン」を体験したり、現地のクリエイターと映像を作ったりしました。多くの人と出会い交流することで自分の未来が開けると信じています。
チェコ・Iさん
公邸料理人の仕事は、実際に行ってみないと分からないことも多いです。今回公邸料理人の待遇が改善されるとのことですので、興味がある人はこの機会に挑戦されることをお勧めします。治安が悪いといわれる国・都市でも、時間と場所を間違えなければ危険に遭う確率は限りなく減らせます。海外で働いていると日本と違って想像もできないことが起こりますが、そのアクシデントも楽しみましょう。必ず人として成長できると思います。
ブラジル・マナウス・Nさん
日本でお店を切り盛りしていたので、そこで培った自信をもとにメニュー構成や食材選定についてはプロとして大使や大使館員の皆さんとお話ししています。お店とはまた違って「公邸にいらっしゃるゲストのために、会食のホストである大使と毎回メニューを考えて料理を作る」のは公邸料理人の魅力のひとつだと思います。新しいチャレンジをしてみたい方はぜひ挑戦してみてください。
アゼルバイジャン・Aさん
地味で大変な仕事ではありますが、一公館に一人しかいない公邸料理人ですので、良くも悪くも全てが自分の責任になります。自分の料理が赴任国で評判を呼び、普段は面会が難しい相手が公邸会食に足を運んでくれたと聞いた時は嬉しかったです。公邸料理人を経験して、どこの食材・水でも料理ができる技術が身に付きました。「自分から学びにいく」姿勢でいれば、必ず成長できると思います。
ジンバブエ・Aさん
自分は専門学校卒業後すぐに公邸料理人になりました。学生の時から公邸料理人になりたいと思っていたので、ブライダルの現場で大量調理を経験したり、レストランでサービスをするなど、学生時代に得られる知識・経験は全て得ようと思い行動しました。公邸料理人になってからも様々な食材に触れる機会があり、日々勉強だと感じています。公邸料理人という仕事の特徴としては、料理人以外の多様な職種の人との関わりがあることだと思います。視野が広がる貴重な経験になっています。
ベトナム・ダナン・Iさん
どの国で働くにしても肉と魚の目利きは必要だと思います。日本では業者に発注すれば質の良い食材が手に入りますが、海外では自分で市場を歩いて食材を選ぶ必要があります。良い食材を手に入れるためには、お店の人と仲良くなることも重要です。つたない言葉でもコミュニケーションを取って仲良くなれば、良い食材を分けてくれるようになります。
ノルウェー・モザンビーク・Tさん
自分が外国で働く中で重要だと思ったのは、日本と異なる事柄を受け入れることです。つい「日本だったらこうなのに…」と考えてしまいがちですが、郷に入っては郷に従えの精神でその国・文化に順応しようと心掛けました。公邸料理人はたった一人で何百人ものレセプション準備をしなければならないなど大変な部分もありますが、やりきったら大きな自信にもなります。興味がある方はぜひ挑戦してみてください。
サンフランシスコ・カザフスタン・Tさん